思考実験:もし、宇宙すべてが幻想のシステムであるならば

思考実験:もし、宇宙すべてが幻想のシステムであるならば

今日のお題は「責任という力を取り戻す」です。

責任というと、多くの場合ネガティブなイメージがあると思います。例えば、自己責任、責任を取らされる、などです。

しかし、よく掘り下げてみると、責任を放棄することと、力を失うことには深い関係があると気づきます。

そこで、責任を取り戻すとはどういうことか、思考実験を通して検討したいと思います。

この思考実験は、世界の構造を理解し、システムを把握し、あえて限られたリソースの中で活動するという選択を意図的に行うことで、創造力が強まるのではないか、という仮説からきています。

結論を先に書くと、この(物質)宇宙すべてが設計されたプラットフォームで、そのシステムに隷属するか、意図的に活用するかという思考実験です。

仮説です。こんな思考実験があります。

この宇宙は、すべて設計され、多次元的に構築された有限の場であり、私達はその場が世界の全てだと認識して久しい。それゆえ、プログラムされたシステムの通りに自動操縦されている。まるでそれはシステムへの隷属状態である(OS依存)。

付け加えると、数式で定義された宇宙の法則、解析された遺伝子の仕様、科学で証明された宇宙の秘密などが、すべて幻想だとしたらどうするか、ということです。

これは、波動、言霊、秘儀、秘伝、神秘学、宗教、経済、政治、学問、そういったすべてのものを含みます。つまり、次元の皮をむいても、むいても、そこはシステムの中ということなのです。

どういうことかというと、システムの中でいくら発見をしたとしても、それは隷属しているシステムの仕様が少しわかっただけで、全体的にみてあまり進展はないということです。

こういうことを書くと、絶望するかもしれません。または、陰謀論に接続しようとするかもしれません。しかし、そういうデッドエンドなアプローチでは思考実験は終わってしまいます。

この思考実験の意図は、時代の大転換といわれる現代をどう生きるかにつながります。

宇宙や人間社会、地球文明といったあらゆるシステムがフラクタルであると仮定した場合、宇宙(だと私達が認識している)全体の仕様や振る舞いを理解して、ゲームに参加するのと、ただ流されるのでは、結果は全く違ってくるはずです。

身近な例でいうと、崩壊寸前の社会システム、経済システムを「どこから」観察し「どのように」変えていくのか。アート思考やシステム思考を超えた、レプリカの無ではない、本当の無の領域から始めることを意味します。

つまり、この話は、億り人になるとか、エリートになるといったトピックとは、まったく次元を異にしています。もっと根本的で、原因主義的で、静かなハッキングに近いものです。

フラクタルという仮説に立脚して考えると、宇宙の構造、社会の構造などは、クラウドやITのインフラストラクチャや技術仕様をアナロジーにすることが可能ということです。

テクノロジーとその技術仕様を使ってモノゴトを把握することは、意義があります。なぜなら、システムの外からシステム仕様を把握し、改修・移管・新規開発する方法を見いだせるということだからです。

この社会システム、もっというと宇宙プラットフォームは、多段的・多次元的な仮想インフラのような構成になっているように視えます。

少し専門的な話になりますが、CitrixのXenserverというテクノロジーに「リソースプール」という概念があります。リソースプールは仮想マシンを管理する「場」のようなもので、仮想マシンが落ちた場合の最立ち上げなどがうまくいくよう設計されています。

これはまるで「輪廻転生」プログラムのようです。リソースプールは物理環境をまたぐことができますし、同じ仮想マシンの仕様で、死んでもすぐにリソースプールから転生できるようになっています。

いったん、ここまでのアナロジーでまとめます。

本来、強制的に転生させられるようなプログラムは存在していないはずです。転生リソースプールは、意図的に設計され運用されている仮想の、つまり幻想のシステムです。

根本的な意味で、私たちはそのシステムの中だけで生きる必要はないということです。

ではなぜ、そのシステムにとらわれているのでしょうか。別の表現に置き換えると、なぜ、多くの宗教、哲学、マスターの教え、スピリチュアリズム、宇宙理論で輪廻転生が基本仕様として説明されているのでしょうか。

それは、それらの説明はすべてプラットフォーム上の何かを説明したものだからです。つまり、本当の世界を網羅的に説明したものではないということです。

これは、科学や数学の世界も同じように考えられます。時空間を超えた領域のモノゴトを時空間の制約を受けた理論で説明することがそれに当たります。

いくら数式で抽象化しても、ビッグバンや天体の距離を時間で計測しても、それはシステムの中限定の話であり、幻想の説明であるということになります。

これは、幻想システムが悪いとか、今まで人類がやってきたことが無駄であるという話ではありません。

むしろ、これまでやってきたことが行き詰まっている。いくら宇宙を研究したところで、人類は根本的な問題を解決できていない。人工知能を発達させ、トランスヒューマニズムや監視社会を実装したところで、根本問題は解決しません。

つまり、この行き詰まりは「システム内部の視点」にあるということです。

ですから、よく書籍で論じられるような「システム内部のエリートがシステムを良くするためにアートやリベラルアーツを…」という策では、同じことの繰り返しになる可能性が高いです。

では、どこまで視点を、視野を広げればいいのでしょうか?

それが、この思考実験が意図しているポイントです。宇宙全体が(意図的に)閉じたシステムであり、そのシステムの外にも意識を置いて、宇宙全体をシステムとして、プラットフォームとして俯瞰し、システム内部から手を入れていく。

そんなことができるようになれば、まさに「今」直面している切迫課題にも大きなインパクトがある。そうなってくるはずです。

これは、現在の状態、ありかたを超越するという思想では到達できないと考えます。今までの伝統的な神秘学や結社や秘伝的なアプローチでも達成は難しいです。

学びと修行を深めていって、ハシゴを一段ずつ登っていくことで「ある意識の状態」に達するようなものではないということです。

これは、教師と生徒という階層構造の中、ピラミッド、つまり閉じた宇宙システムの仕様で動いているものであるため、それではシステムの外に出ることはかないません。

ここで、思われることと思います。じゃあ、どうすればいいの?

おそらく、均一かつ汎用的な解決策というモノは存在しません。方向性は存在します。せっかくの思考実験ですから、テクノロジーや伝統・古典からくる思想などを吟味して、閉じた世界の仕様を把握してみるのはいかがでしょうか。

すべては無であるがゆえに有である。そして、無の領域は本質的なモノとレプリカがある。そして、人類はレプリカの無(五次元)にとらわれている。これが、ブラックホールやダークマターの発見に深く関わっている。しかし、本質的な領域につながることが「システムの外」を意味します。

ここまでが、私が研究してきた内容です。とはいえ、研究内容は、抽象的すぎて実用性に欠けます。

しかし、これらの研究をベースに実生活に役立てられることといえば、それは「自動化」です。ここでいう自動化は「自立・自由・自動化」の三つのコアを持っています。

それによって、システム隷属状態の「わたしインスタンス」を自働化します。そして「わたしテンプレート」をアップグレードします。それによって、システム外部に出るリソースを確保するようなイメージです。

別に、命を賭して学ぶ必要もなく、日々の鍛錬や修行も不要と考えます。もっというと、マスターや教師は構造的に考えて、いちばん不要です。

ということは、自動化を、システムの振る舞いを自分で理解することになります。ゆえに「丸投げ買いたたき業務委託」という、従来型のアプローチでは、まったくうまくいきません。

先のアナロジーの通り、自動化によってフラクタルなシステムの振る舞いを把握できますから、自分で理解すること、少しずつ把握することが非常に重要になってきます。

それが「責任という力を取り戻す」という、今日のテーマに帰結します。

参考図書:ネルダ・インタビュー5: Hologram of Deception

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