コラム:時代の大転換期における判断基準とは

コラム:時代の大転換期における判断基準とは

今、これまでの時代と、これからの時代で、激しい綱引き状態になっています。ここでいう時代とは、それぞれの時代が持つエネルギーだったり、意識の状態や場を指します。

難しいのは、これまでの時代を仕上げんとする勢いは、新時代のリーダーを装っているケースが多い、ということです。本当は、新時代へ移行する先駆者ではなく、これまでの時代で培ってきたことを(あるレベルまで)完成させるために動いていたりします。

ということは、そのリーダー的存在に従っていくと、これからの時代から、どんどんズレていくことになります。そして、チューニングする対象の選択については、私達個々人の責任であり、自由枠であることになります。

個人的な見解ですが、両時代の違いを見分けることは、そこまで難しくありません。

一見、両時代のエネルギーは同じ方向に向かっているように見えますが、性質・属性がまったく異なっています。そこさえ理解してしまえば、自分の所属したい場に、比較的容易にチューニングできるはずです。

旧時代の特徴は、ピラミッド構造で、教師と生徒の形を好みます。オンラインサロンのような形式では、ヒーローと取り巻きのような構成をしています。とにかく、伝統にこだわります。

少し突っ込んだ話をすると、救世主や別の星から人間を救済に来たというようなことを自称するのも、旧時代の特徴といえます。今のように時代が揺らいでいるときに、人は精神性を求めます。そこに入り込んだ、宗教的で古い思想といえます。

本来、人類の進化を助けるために来たのであれば、そういった情報を公開すること自体、高いリスクを伴います。公表しても問題ないのですから、果たして本物?という強い疑問が生まれます。

信じてついていく系のものは、まず新時代の場には存在できないでしょう。

科学的だから新時代、というような考え方もリスクがあります。一般的に科学的という表現は、仮説を検証していくアプローチを指すことが多いので、仮説が旧時代の思想から来ていれば、それは旧来の科学的アプローチです。

数式で抽象化できたから正しいというのも、疑ってかかるポイントです。

新時代の特徴は、他人の真似で成功しようとする旧来のアプローチとは大きく異なっています。個々人が、自分の仮説を自分で検証していくような、メンタルモデルのレベルで自立が求められます。

システム思考でいう、高レバレッジの領域を他人任せにできない、ということです。

昨今、会社員が副業で合同会社を立ち上げて、ビジネスアイディアを探したり、売りに出されている既存ビジネスを検討したりしています。自立・独立といった観点では、エキサイティングな勢いです。

しかし、既存ビジネスを継承する、事業承継にも注意ポイントがあります。

新時代の特徴は、過去の実績がないところです。逆に、過去の実績がある旧時代の案件は、一見、お買い得のように見えることがあります。データがあるからです。しかし、そのビジネスが新時代に残るかどうかということになると、まったく別の視点が必要になります。

前述のように、硬いピラミッド構造をしている組織であれば、残らない、ということになります。戦略優先、人はどうにでも当て込めるという旧来型の思想は崩壊していきます。

これからの時代は、人に依存したスキームになります。横のつながりを意識したサービスになります。ステークホルダーの範囲がグッと広がります。

これまでうまくやってきて、最近うまく行かないから売りに出されているビジネスもたくさんあります。観ていると、日本のM&Aは「どうにもならないから引取先を探す」というような傾向も強く、こういった案件はスルーしたほうが無難と考えます。

一方、なんだか自分の欠けていたピースが埋まるようなフィット感があれば、人に依存したスキームという観点から、魅力的な買い物になるかもしれません。

どちらにしても、専門家に相談するということができなくなるのが新時代の特徴です。新時代に生きる人々にとって、旧時代の情報、伝統、様式は、文字通り「毒」になる場合もあります。

そして、これは表現が難しいのですが、新時代から大きくズレているモノがいくつかあります。政体プラットフォーム、経済システムがその最たるものです。これらを盲信することがズレを生むので、より自然環境へ観察の目を向けることで「違い」を把握することが可能になります。

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